立石 宇ち多゛さんに行ってきました。
同僚といつかは行きたいと行っていた立石。
宇ち多゛さんは呑兵衛の聖地立石の中でも、まず行かなければいけないお店。
「まず」行かなければいけない理由の一つは営業時間です。平日は14時から始まり19時半には終わってしまいます。
行列に臆さず並ぶ
お店を目指すと行列が見えます。結構長い列になっていて断念してしまいそうになるところですが、列の長さほど感覚的には待ちませんでした。
張り紙の注意書きにある通り、ある程度の時間で入れ替えているようです。
また、こちらのお店、酔っ払いお断りです。タバコも吸えない。
そこらの「もつ焼きを売りにする飲み屋」ではない理です。
生ハツ200円
こちらのお店はホルモンの種類が書かれたメニューはありません。
メニューに書かれているのは「もつ焼き」のみ。全品200円で、会計は積んだ皿の数を数えていきます。
写真の生ハツは「生」といいながらうっすらボイルしてあります。
もちろん鮮度がいいから提供できる一品。臭みなど一切なし、独特の食感がたまらない一品です。
アブラとレバーたれ普通やき
注文の仕方にも特徴があります。簡単に整理すると
ホルモンの種類+味付け+焼き方となります。
味付けは「素焼」「塩」「たれ」「みそ」
焼き方は「よく焼き」「普通焼き」「若焼」「生」
が常連さんと思われる周りの方から聞き取れました。
繁盛店で店内も常に満席の中、店員さんは次々にオーダーをさばいていきます。
それもすごいのですが、焼き場を回している女性らしき人の手際がまたすごい。
少し複雑なオーダーをものすごいスピードで焼き上げていきます。
黙々と焼き上げる姿はもう店の一部と言っていいくらい。
たれは濃厚で、とても美味しい。アブラも店によってはくどくなりがちですが、たれの美味さもあってどんどん進みます。
煮込み 200円
煮込みも200円。スピードメニューとしてよく出てくる煮込みですが、こちらの煮込みは全部もつ。野菜は入っていません。
よく聞き取れなかったですが、常連さんは煮込みの「部位」を指定している様子。
この辺りは通わないとわからないでしょう。
味付けは濃厚。よく煮込まれていてもちろん臭みなど一切ありません。
ご飯やうどんにかけても必ず美味しい。(メニューにごはんはありません)
この一品もこのお店のスペシャリテ。間違いなく頼むべき一品です。
今回のまとめ
もつ焼きやでありながら、酔っ払いを好まないこちらのお店。
周りを見ても、3杯くらいおかわりすると、店員さんが
「もうその辺でいいでしょ」と酒のオーダーを止めてしまいます。
飲食店って飲み物飲んでもらってなんぼの水商売。
こちらのお店は違います。
店内で大声出してるような輩もいない。ルールも厳しめだけど、居心地が悪いわけではない。
ほとんどみんなが、ただただ美味しいもつを食べ、ほろ酔いで出ていく。
どんどん回転させるので、落ち着いて飲み食いできるお店ではありません。
「美味しいものを安く、多くの人に食べてもらいたい」
そんな心意気を感じさせるお店でした。
通い詰めるには少し遠いけれど、また来たくなる。行列も納得の良店でした。
ご馳走さまでした。